近鉄内部線トリップ 古レール調査 2015.01.16
2015年 02月 09日
今朝の雪には困りました。
交代の出勤者が渋滞に巻き込まれてしまい、遅れて出勤してきたため予定してた撮影ができませんでした。
予想外の雪で車出勤の人が油断していたんでしょう。
各地で事故が多発して斜めに止まって動けなくなったり、スリップしたりと一般の道が大渋滞。
バスも来なくてみなさん途方に暮れていました。
さて本題です。
先月1/16、四日市あすなろう鉄道への移管がせまる近鉄内部線に行ってきました。
現在、その移管前日3/31まで「内部・八王子線1dayフリーきっぷ」が発売されてます。
これを使ってミニトリップしてきました。
近鉄四日市で下車、一旦改札を出て通路を渡り高架下の内部線ホームへ。
見捨てられた感たっぷりの内部線ホーム。
「近鉄」が取れるまであと1カ月ちょっと。
電車はハデハデ。
こんなハデな塗装でうらぶれた感台無し(それを狙っているのでしょうが・・・)
中間車の旧三重交通モニ220形のサ122に乗りました。
車内は昔の近鉄色。
17分で内部に到着です。
ここには小さな検修車庫があります。
「近畿日本鉄道株式会社名古屋輸送統括部運輸部車両課富吉検車区内部車庫」
が正式名称のようです。
線路先端にはATS車上子が埋め込まれていました。
車庫を囲むように古レール(見た感じ軽便用軽レール)を一部使った柵があるのですが
残念ながら刻印はさっぱりわかりませんでした。
駅前には道路があるだけで、車庫以外見るところもないので次の電車で移動することに。
入場券と
せっかくなので補充券をと思ったのですが、特殊補充券(出札補充券)しかないとのこと。
名古屋まで購入しました(移管後は連絡乗車券は発売しないようです)
内部からひと駅戻って小古曽駅で下車。
ここで下車したのは古レールがあったからなのですが
あまり珍しくもないアメリカ製CARNEGIE(カーネギー)でした。
駐車場の軽レール?の刻印はわかりませんでした。
電車を1枚撮って
歩いて追分駅へ。
ここから電車で泊駅へ。
この駅は上下列車が交換する駅で最近まで駅員がいたような気がするのですが・・・
ここもホーム上屋の柱に古レールを使っているのですが
アメリカ製CARNEGIE(カーネギー)と
ドイツ製G.H.H(グーテホフヌングスヒュッテ)が確認できました。
次は八王子線との分岐駅である日永駅へ。
ここは知る人ぞ知る模型店「ジュニア模型」の最寄り駅(現在は移転)だったのでよくきました。
この駅では内部線と八王子線が交換します。
八王子線西日野行きの電車が到着して
内部線四日市行きが発車します。
動画です。
二つ目の動画は逆に内部線内部行きが到着して八王子線四日市行きが発車していきます。
この日永駅には流転の古レールがあります。
ドイツ製G.H.H(グーテホフヌングスヒュッテ)1903年製ですが、発注者がH.G.R.です。
H.G.R.は北海道官設鉄道の略です。
明治の北海道の鉄道で使われたレールがどのような経緯で四日市の日永に来たのか・・・
知りたいです。
日永まで来て時間切れになり、四日市へ戻りました。
四日市の内部線窓口で入場券を買っておきました。
この窓口番号⑩ももうすぐなくなります。
補充券は置いていないとのことでした。
by untenkakari2 | 2015-02-09 19:45 | 鉄道関連 | Comments(5)
さらに他にも色々とあるんですねえ。
私の一番印象に残っているのは、阪急桜井駅の古レールです。
箕面有馬電気軌道時代のものが残っています。ただ現在では文字の風化が著しいので、見えるのかわかりません。
事後報告で誠に申し訳ございませんが、貴ブログを拙ブログにて「ブックマーク」させていただきました。
拙ブログが貴ブログのお役にどれだけ立てるか分かりませんが、何卒ご承認いただければ幸いです。
疎水インクラインのDÜDELINGEN(デューデリンゲン)ですが、これは独語名のようで、ルクセンブルク名はDUDELANGE(デュドランジュ)となるようです。
DUDELANGE銘のレールとしては、ことでんの架線柱にA.R.B.E.D. DUDELANGE. X. 1925. (断面60ポンドASCE)などがありますね。
なぜ独語名とルクセンブルク名の二つを持つのか?このあたりの製鉄企業同士の関係は誠にもって複雑で、独企業ながら株主や役員全員は他国人であったりしたりするなど、なかなか一筋縄ではいかないようです。
まぁこういったことを調べるのも古レールの奥の深さを表しているのではないかと思うのですが・・・。